PONOS RACING × 若き天才リル・ワドゥ
2023年、女性のドライバーとして、WECにおいて初のクラス優勝を獲得し、若き天才ドライバーと言われるリル・ワドゥ。ポノスレーシングドライバーとしてSUPER GT(300クラス)に参戦する彼女に、ヨーロッパと日本のレースの違いなど、話を聞きました。
Q1.ヨーロッパと日本のレースの違いについてどう感じていますか?
いくつかあります。まず、一番驚いたのは、タイヤの違いです。タイヤの違いがこんなにあるレースは初めてで。そこで激しい競争があること自体、とても面白いと感じています。
また、日本のサーキットもともて興味深いです。良質で、バラエティに富んだサーキットが多い印象を受けています。そこを走ることが、今からとても楽しみにしています。
あと、速さの違う2つのカテゴリーが同時に走る体験もはじめてなので、そこでチャレンジできることにもワクワクしています。
Q2.これまでのモータースポーツのキャリアは?
レースデビューは、15歳ではじめたカートです。今から7年前ですね。どちらかというと遅いスタートだと思います。デビュー以降は、フランス国内のカート選手権にでたり、フランスとヨーロッパでのGT選手権にでたり、アルピーヌカップでも走りました。
その後、LMP2というカテゴリーでリシャール・ミル・レーシングからWECデビューをし、その翌年もAFコルセというチームで走りました。そして、2024年は、IMSAというアメリカのレースと、SUPERGTで走ります。
Q3.リルにとって、モータースポーツの魅力とは?
レースには美しいことがたくさんあります。多くのメーカーが関わってタイヤなどの競争をしたり、素晴らしいサーキットがあったり。そして、多くの観客の前で自分の走りを披露することは、アドレナリンがでる瞬間であるし、私にとってとても魅力的なことだと思っています。
Q4.「モータースポーツってなんだろう?」とリルが答えるとすれば?
モータースポーツは、2つの力が合わさってできるチームスポーツです。
ドライバーがフィーチャーされることが多いですが、チームとドライバーが、全力で、一丸にならなければレースに勝てません。一緒にセットアップし、バランスを突きつめて、やっと勝てるのがレースです。
くわえて、SUPERGTでは、ふたりのドライバーで戦います。チームスタッフとはもちろん、ドライバー同士でも密にコミュニケーションをとること、チームワークがとても大事だと思っています。
リルとともに、ポノスレーシングをよろしくお願いします!