PONOS RACING

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PONOS RACING、2戦目で9位入賞の初ポイントを獲得

PONOS RACING、2戦目で9位入賞の初ポイントを獲得

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Result

  • 予選
    6
    決勝
    9
予選Q1 ケイ・コッツォリーノ(1'36.502)
予選Q2 リル・ワドゥ(1'36.708)
予選総合タイム 3'13.210
決勝ファステストラップ 1'38.491/LAP81(ケイ・コッツォリーノ)
Driver Rank 12位(2points)
Team Rank 12位(8points)

Information

開催サーキット 富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)
日時 5月3日(金)・4日(土)
天候 3日:晴れ/4日:晴れ
気温 3日:23℃/4日:23℃
路面温度 3日:38℃/4日:41℃
来場者数 88,400人(3日:34,500人/4日:53,900人)

SUPER GT挑戦初戦となった第1戦は、追い上げをみせ たものの11位という結果で終えたPONOS RACING。とはいえ、開幕戦で掴んだ手ごたえも多く、ポジティブな感触とともに第2戦富士に臨みました。このコースはリル・ワドゥもテストで多くの周回を走り込んでおり、速さもみせてきました。PONOS FERRARI 296にとっては得意コースなのは間違いありません。大きな期待とともに、快晴に恵まれ朝から多くのファンが訪れた5月3日(金・祝)の予選日に臨みました。

第2戦の予選日は好感触 6番手グリッドを獲得し 決勝の上位進出目指す

この日の富士スピードウェイは、朝から富士山が顔を出す五月晴れ。気温18℃/路面温度24℃というコンディションのなか、午前9時から公式練習が行われました。PONOS FERRARI 296は、ケイ・コッツォリーノからステアリングを握りコースインしました。感触は悪いものではなく、20周を走り交代すると、リル・ワドゥは17周を周回しました。コッツォリーノが4周目に記録した1分36秒703で、まずは公式練習を6番手で終え好調ぶりをみせました。

公式練習後、サーキットサファリでは良い感触のタイヤも見つかり、午後2時25分からスタートした公式予選。気温23℃/路面温度38℃というコンディションのなか、PONOS FERRARI 296は午後2時43分からの公式予選Q1A組に臨みました。アタッカーを務めたコッツォリーノは5周目、1分36秒502までタイムを縮めると、5番手で公式予選Q2のアッパーグループへの進出を果たすことができました。

GT500 クラスのQ1、そしてGT300クラスのQ2ロワーグループの走行を挟み、午後3時 36分にスタートした公式予選Q2のアッパーグループ。PONOS FERRARI 296のステアリングを握ったワドゥは、タイヤを温めてアタックラップに入ると、5周目には1分36秒708までタイムを縮めQ2の9番手タイムをマークしました。最終的にPONOS FERRARI 296は合算タイムで3分13秒210の6番手につけ、上位フィニッシュを伺える好位置につけ予選日を締めくくりました。

スタート直後から厳しい展開も安定したレースペースを刻み9位入賞で初ポイントを獲得

晴天に恵まれた5月4日の決勝日は、ゴールデンウイークということもあり、5万3900人ものファンが富士スピードウェイに来場しました。午後1時30分からの決勝レースは、気温23℃、路面温度41℃という暑さを感じるなか幕を開けました。

前日の予選で6番手という好ポジションにつけたPONOS FERRARI 296のスタートドライバーはリル・ワドゥ。初のスタート担当となったワドゥは、慣れない状況ながらスタートを決めました。その後は他車とのバトルで順位を奪われるも、ペースを落とすことなく先行車の背後にピタリとつけ、プレッシャーをかけ続けます。

1分39秒台の安定したペースを刻んだワドゥは、39周を終えてピットイン。後半スティントのケイ・コッツォリーノにステアリングを託しました。コースに出たコッツォリーノはそれまでのベストラップを更新しながら、後半に向けて追い上げを図りました。

レースを進めるなかで、コッツォリーノも1分39秒台の安定したペースを刻み、レース中盤には他車のピットストップにより一時4番手まで順位を上げました。コッツォリーノは74周を終えると二度目のピットに入り、チーム初の入賞を目指してダブルスティントを行いました。

66周目には1分38秒491というベストラップを記録したコッツォリーノ。終盤には他車がトラブルで脱落するなか、フィニッシュまでマシンを運び、9位入賞のチェッカーフラッグを受けました。この結果、PONOS RACINGはスーパーGT参戦2戦目にして、見事、チーム初のポイントを獲得する結果を残しました。

Voice

ケイ・フランチェスコ・コッツォリーノ

チームの初ポイント獲得は、素直に良い結果として受け止めたいですが、レースの内容はあまり良いもので はありませんでした。レースでは2種類のタイヤを試してみましたが、トップ集団と比べると少し足りませんでした。正直、まさかここまで悪くなるとは思っていなかったので、かなり悔しいです。ただ、よく考えると今日のコンディションで富士を走行するのは初めてです。そういった意味では悔しいレースでしたけど、 チームにとってはすごくプラスになるデータを豊富に得ることができたレースでした。次戦の鈴鹿はデータがないですが、週明けのテストで良い方向性を見つけ、ドライバーが最後まで気持ちよくプッシュできるようなクルマとタイヤづくりをしていきたいですね。

リル・ワドゥ

ウォームアップはクルマも順調で、他車と比べても同じようなペースで走ることができたので、問題ない走り出しだったわ。レースは6番手からスタートしたけれど、他車のペースについていくことはとても厳しかった。それでもスティントの最後はクルマが安定してきたのでいい感触で走れました。初めてスーパーGT のスタートを経験したけど、少し独特な部分があるから慣れが必要ね。でも、集団のなかでバトルをすることができたし、スタートを任せてもらえたことは嬉しかった。入賞できたことは良かったけど、満足はしていないわ。 今回はチームが良い仕事をしてくれてマシンのパフォーマンスを発揮できたけど、今後の開発も一生懸命続けて、より良いレースができるようにしていきたいですね。

チーム総監督 辻子依旦

今回のレースは、コンディションと僕たちが持っているタイヤという面では、大きな間違いはありませんでしたが、レースを組み立てていくうえで、明らかにライバルたちとラップタイムが違い苦しみました。今僕たちが持っているもののなかでは、おそらく最善のことをすることができたと感じています。次戦の鈴鹿はさらに気温が上がる可能性もあるので、タイヤなどを含め対策を考えていきたいと思っています。

チーム監督 小河原宏一

レースは上位のクルマ以外はタイヤで苦しんでいたと思います。僕たちもその部分は同じで、タイヤは路面温度が高い影響もあり厳しかったです。僕たちは何とかスティントを3分割するくらいでいけましたけど、それでもスティントの後半は少し厳しかったですね。まずはポイントを獲ることができたので、次戦に向けては、テストで確認を行いながらミシュランさんと相談を重ね、クルマのセットアップを含めて良い準備をしていきたいと思います。

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