PONOS RACING

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05. News

2戦連続入賞&チーム最高順位の6位でフィニッシュ

2戦連続入賞&チーム最高順位の6位でフィニッシュ

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Result

  • 予選
    12
    決勝
    6
予選Q1 ケイ・コッツォリーノ(1'59.659)
予選Q2 リル・ワドゥ(2'00.004)
予選総合タイム 3'59.884
決勝ファステストラップ 2'02.124/LAP39(ケイ・コッツォリーノ)
Driver Rank 11位(7points)
Team Rank 11位(16points)

Information

日時 6月1日(土)・2日(日)
開催サーキット 鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市稲生町)
天候 1日:晴れ/2日:雨/曇り
来場者数 42,500人(1日:17,500人/2日:25,000人)

2024年からSUPER GTに挑戦を開始したPONOS RACINGは、第2戦富士で今季初ポイントを獲得しました。さらなる上位進出を目指し迎えた第3戦は、世界屈指のドライバーズサーキットである三重県の鈴鹿サーキットが舞台です。このレースの前には鈴鹿でのテストにも参加してリル・ワドゥも初めて走る鈴鹿の経験を積むことができました。その成果が見事に結び、第3戦鈴鹿では2戦連続入賞、そして決勝6位というチーム最高順位を達成しました。

決勝を見すえた予選日 大きな手ごたえを得て 12番手から上位を狙う

予選日前日は冷たい小雨も舞っていた鈴鹿サーキットでしたが、6月1日(土)の予選日は朝から晴天に恵まれ、気温も徐々に上昇。午前9時45分からの公式練習は気温25℃/路面温度34℃という暖かいコンディションで迎えました。 PONOS FERRARI 296はワドゥからコースインすると、すぐにケイ・コッツォリーノに交代しました。7周目に1分59秒143というベストタイムを記録すると、その後ふたたびワドゥがさまざまなタイヤを試しながら多くの周回を重ね、予選、そして今回PONOS RACINGが重視している翌日の決勝レースでのロングランに向けたセットアップを続けました。

そんな公式練習を経て、迎えた午後3時からの公式予選は気温26℃/路面温度45℃というコンディション。まずはQ1のB組の走行が行われ、PONOS FERRARI 296はコッツォリーノがアタックを担当しました。2周目に1分59秒880というベストタイムを記録し、7番手につけQ2のアッパーグループ進出を果たしました。

A組のQ1、GT500クラスのQ1、そしてGT300クラスのQ2ロワーグループの予選を経て、午後4時11分からスタートしたGT300クラスのQ2アッパーグループ。ここでPONOS FERRARI 296はワドゥのアタックで2分00秒004というタイムを記録しました。僅差のなか、12番手という位置につけることができました。今回決勝を重視した戦略を採っているPONOS RACINGにとっては、上々の予選結果となりました。

予測が難しい天候の中 12番手から追い上げ6位 2戦連続のポイント獲得

晴天の予選日から一転、6月2日の第3戦決勝日は朝からすっきりとしない空模様となりました。決勝前に行われたウォームアップ走行は降雨の影響でウエット路面となりましたが、PONOS FERRARI 296は4番手タイムを記録しました。その後は天候の回復に合わせて路面が急速に乾き、13時30分の決勝スタート時には完全なドライコンディションに戻ることになりました。

12番グリッドのPONOS FERRARI 296は、今季2度目となる3時間レースのスタートをケイ・コッツォリーノに託しました。隊列の中段という難しいポジションに置かれながらも、コッツォリーノは1周目で11番手に順位を上げると、20 周目のピットインまでにもう1台をかわして入賞圏の10 位にポジションアップしました。

さらにダブルスティントを担当したコッツォリーノはピットアウト直後に同じミシュランタイヤのGR86をパス。GT300全車が1回目のピットを終えた段階で7番手に浮上しました。

その後も2分2秒124の自己ベストタイムを記録しながら快走したコッツォリーノは、52周目にピットに戻り、リル・ワドゥに交代しました。終盤のスティントを任されたワドゥは7番手でコースに復帰すると2分3秒台の好ペースを刻み、 最後は上位車両のストップでポジションをひとつ上げて6位でフィニッシュしました。PONOS RACINGはチーム最上位成績を更新するとともに、前戦富士に続く連続入賞を果たしました。

Voice

ケイ・コッツォリーノ

今回は僕たちが今、持っているなかでのベストを尽くした、すごく良いレースをすることができました。スタートではフェラーリ296 GT3とミシュランの相性の良さを活かし、他車のタイヤが温まる前に追い抜くことができました。スーパーGTはタイヤの重要性が非常に高い選手権ですが、我々はシーズンオフでそれほどタイヤを開発できているわけではなく、毎回探りながらタイヤを持ち込んでいます。そんななかでの僕たちの目標は『前回のレースよりも上の順位を目指す』 ということです。そういった意味では、今回は誰もミスすることなく良い順位を得ることができたので良かったです。結果が少しずつ良くなっているので、次戦も間違いなく良いレースになると思います。

リル・ワドゥ

決勝日は本当に天気がどうなるか分からなかったから、最後の最後まで『さぁ、どうしたものか』というなかで一日が始まりました。レースは最終スティントを担当したけど、トラフィックの中から抜け出すことや、ペースをマネージメントすることが難しかったけど、全体的にうまくいったと思うわ。今回は土曜日午前の走り始めからいろいろな悩みもあったけど、最終的にはうまくまとめることができた。初めての鈴鹿サーキットはリスキーで難しかったけど、とても素晴らしいコースだということも感じることができたし、ミシュランも長いレースだとすごく強力なタイヤね。次戦も準備を完璧に行って、今回よりもさらに順位を上げて、表彰台に上がれるようにみんなで頑張っていきたいです。

チーム総監督 辻子依旦

レースの前からタイヤが『どうなるのだろう』という部分がありましたけど、決勝日は気温が比較的落ち着いてくれました。今回はチームの誰もミスをせず、100%の仕事をしてこの結果を得ることができました。ふたりのドライバーも完璧な仕事をしてくれましたし、タイヤマネージメントを考えると最善の結果だと思います。ここから何を改善してさらに上位にいくか。次のレース前のテストを含めて、いろいろな改善を行って次戦に挑みたいです。

チーム監督 小河原宏一

決勝日は天候に左右される部分がありましたけど、最終的に6位で終えることができました。最初の2スティントを担当したコッツォリーノ選手は正攻法の戦略で、12 番手から着々と順位を上げることができました。ワドゥ選手は後方の車両からプレッシャーを受けながらもペ ースを保ち、良い走りをしてくれましたし、ミシュランタイヤのパフォーマンスも良かったです。 次戦に向けてはテストもあるので、クルマをさらに仕上げ、さらなる高みを狙っていきます。

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