PONOS RACING

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05. News

内容あるレース展開で大きな手応え、戦略冴えるも悔しい6位入賞

内容あるレース展開で大きな手応え、戦略冴えるも悔しい6位入賞

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Result

  • 予選
    5
    決勝
    6
予選ベストラップ 1'35.737(ケイ・コッツォリーノ)
決勝ベストラップ 1'37.568(ケイ・コッツォリーノ)
Driver Rank 9位
Team Rank 8位

Information

日時 5月3日(土) / 4日(日)
開催サーキット 静岡県・富士スピードウェイ(1周4.563km)
天候 3日:晴れ / 4日:晴れ
来場者数 82,500人(3日:33,300人 / 4日:49,200人)

厳しいコンディションの中で行われた岡山での開幕戦で上々のスタートを切ったPONOS RACINGは、第2戦富士に臨んだ。予選、決勝とも晴天となり、両日ともにドライコンディションで、予選では過去最高順位の5位を獲得し、順調な滑り出し。決勝では、絶妙なタイミングでのピットインを敢行し、一時はレースリーダーに立つ場面を見せるなど、表彰台は逃したものの、結果以上に内容のあるレースを展開し、今後に向け、大きな手応えを感じる一戦となった。

予選は安定感のある走行で予選5番手を獲得し、決勝への期待が高まる

開幕戦岡山での厳しいコンディションの中でのレースを経て、多くの課題と学びを得て第2戦富士スピードウェイに臨んだ。ケイ・コッツォリーノと篠原拓朗のコンビで戦う体制となり、富士スピードウェイでは初の本格的なドライコンディション下でのアタック。5月2日(土)、快晴に恵まれた予選日には大勢のファンがサーキットに集まり、大きな期待のなかセッションが始まった。
この日の富士スピードウェイは、朝から晴天が広がる絶好のモータースポーツ日和。午前9時から公式練習が行われた。PONOS FERRARI 296は、まずケイ・コッツォリーノがステアリングを握ってコースインし、22周を走行。その後、篠原拓朗に交代し、両者あわせて合計50周を消化。タイヤのフィーリングやマシンバランスの確認を重ねつつ、午後の予選へ向けてセットアップを詰めていった。午後2時48分からは公式予選がスタート。気温20℃/路面温度35℃というコンディションのもと、Q1は篠原拓朗が担当。落ち着いた走りで1分36秒173を記録し、Q1B組で4番手につけQ2進出を決めた。続くQ2ではケイ・コッツォリーノがマシンに乗り込み、経験に裏打ちされたアグレッシブな走行で1分35秒737の好タイムをマーク。Q2内でも5番手となり、PONOS FERRARI 296は予選5番手という上位グリッドを獲得した。
昨年も好成績を収めた富士で、今年も変わらぬスピードと安定感を披露したPONOS RACING。初のコンビとなる篠原拓朗とケイ・コッツォリーノの連携も順調で、決勝ではさらに上位を狙う走りに期待がかかる。

内容あるレース展開で大きな手応え、戦略冴えるも悔しい6位入賞

快晴に恵まれた5月3日(日)の富士スピードウェイには、4万9200人のファンが詰めかけ、2日間合計で8万2500人の来場者数を記録。気温24℃、路面温度38℃とコンディションも良好な中、午後2時18分、第2戦『FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIAL』がスタートした。
P5という好位置からの決勝を迎えたPONOS FERRARI 296、スタートドライバーはケイ・コッツォリーノが担当。序盤から安定したペースを刻みつつ、勝負所となった19周目にはフルコースイエロー(FCY)前の絶妙なタイミングでピットインを敢行。他車に対して大きなアドバンテージを築くことに成功し、一時はトップに立つ場面も見せるなど、戦略が冴えわたる展開となった。
62周目に篠原拓朗へとバトンが渡り、冷静かつ安定した走りでチームの期待に応えたが、終盤にかけての展開でポジションをキープしきれず、最終的に6位でフィニッシュ。ベストラップはケイ・コッツォリーノが記録した1分37秒568。一時はトップに立つ快走を見せながらも、悔しい6位という結果に終わった。
しかし、結果以上に、戦略面やドライバーの対応力、マシンバランスの内容面を含めて、チーム全体で得られた収穫は大きく、悔しさの中にも今後の可能性を感じさせる一戦となった。さらなるパフォーマンス向上が見込まれるPONOS RACING。今後の飛躍に向けて、確かな一歩を刻んだ富士のレースだった。

Voice

ケイ・コッツォリーノ

チームとして、今回はダンロップさんと挑んだ、初めてのドライコンディション下での決勝でした。今年のベストリザルトとなった結果については、素直に喜びたいです。ただダンロップさんのタイヤを使うチームと比べて、ラップタイムが伸ばしきれていなかったことで、私たちのチームの課題を明確にしてくれたレースにもなりました。次戦のRd.3セパンに向けては、タイヤ選び、そしてマシンのセットアップを含めて、しっかりと準備して、今回掴みきれなかった結果を目指していきたいです。

篠原拓朗

今回は6位でレースを終えポイントを獲得する事ができましたし、チーム全体でミスなくレースを終えられたことが、まず第一に良かったと思います。僕がこのチームに加入して2戦目ですし、チームとしてもダンロップさんのドライタイヤで走る初めてのレースとなり、学ぶことがたくさんあったと思います。またここから先に向けて、今日学んだことを活かして、より良い順位でシーズンを戦っていけるように頑張っていきます。

チーム総監督 辻子依旦

まず結果以上に、内容のある良いレースができたことに満足しています。ダンロップさんとの1シーズン目で、公式練習では天候に恵まれる事が少なく、ドライでのデータが多くはなかったものの、予選までの間にタイムを残せ手応えを感じていました。決勝の展開でも抜群のタイミングでピットを選択でき良い形でレースを進められましたが、結果に繋げる事ができず非常に悔しい気持ちです。ただ今回の経験からダンロップさんとの連携を一層強化すればチーム、マシンを向上させられる事が明確になったので、今後は非常に楽しみな展開が見えてくると思います。

チーム監督 小河原宏一

今週末の予選は、過去最高位5位を獲得し、非常に良いスタートをきれました。決勝では、ここしかないというタイミングでピットインする事ができ、一時はレースリーダーの位置までポジションを上げる事ができました。残念ながら、車のポテンシャルを引き出しきる所までは行けず、6位でレースを終えましたが、まだ2戦目ですし、昨年よりも良いレースができていると感じています。チームとして様々な良い経験が積め、常勝チームを目指すための課題が明確になりました。今後の残る6戦の中で向上させていき、結果に繋げます。

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